前節から2週間が空いた湘南ベルマーレと、中2日での連戦となった鹿島アントラーズの一戦は、コンディションの差がそのまま“結果にコミット”した。

前半は両チームとも直接FKがバー、ポストに弾かれるなどして、スコアレスで折り返した。

後半は一気に試合が動いた。4分、湘南はMF杉岡の左クロスに、中央のFW山崎が合わせて先制した。続く7分には、カウンターから杉岡がシュート。鹿島DFに当たりこぼれたところに、詰めていたFW野田が押し込んで、わずか4分の間に突き放した。

2点を追う鹿島は後半9分、疲労の見えたDF小池に代えて負傷明けのDF山本を、MFレアンドロに代えてFW伊藤を投入した。ベテラン2人が試合を落ち着かせると同16分、左スローインから伊藤、MF土居とつなぎ、最後はMFセルジーニョが合わせて、反撃ののろしを上げた。同28分にはMF白崎が倒されたPKを獲得。これをFW伊藤が決めた。

鹿島に逆転のムードが漂ったが、ホームの湘南は耐えしのいだ。すると後半ロスタイムに、左CKからファーサイドのDF坂が頭で合わせ、逆転。ゴールとともにホイッスルが鳴り、湘南が劇的な勝利を収めた。