森保一日本代表監督が視察に訪れた鹿島アントラーズとガンバ大阪の一戦は、引き分けに終わった。

試合は鹿島ペースで進んだが、先制したのはG大阪。前半33分、ペナルティーエリア手前まで伸びたGK東口のフィードに、FWアデミウソンが抜け出した。鹿島DFブエノがマークについていたが、バックステップでボールの落下点に入ろうとしたところ転倒してしまい、その隙を突いたアデミウソンがゴールを決めた。

対する鹿島は44分、ショートカウンターでMF名古、MF土居とつなぎ、最後はMFセルジーニョが右足で決めて同点に追い付いた。後半に入ると13分、DF小池のシュートの弾道にいたFW伊藤が、ゴール前でちょんと合わせてコースを変え、逆転に成功した。

これで試合は終わらなかった。後半28分、G大阪はMF福田が倒されて獲得したPKをFWパトリックが決めて同点に追い付いた。

試合はそのまま終了。G大阪はアウェーで貴重な勝ち点1を手にした。