17位の松本山雅FCが11試合ぶりの勝利を挙げた。前半に1点を失ったが、後半30分に元浦和レッズのFW阪野豊史(29)が同点ヘッド。

38分にはMF高橋諒(26)が決勝ミドルを右足でたたき込んだ。

高橋は阪野のJ1初ゴールもアシストし、その8分後に今度は自身の今季初ゴールで試合をひっくり返した。ペナルティーエリアの左角付近から、右足で美しいミドルシュートをゴール右上に突き刺した。逆転勝ちも今季初。試合後は満面の笑みで「(左サイドから)中に入っていったらボールがきたので、無意識で右足を振りました。いつ取ってもゴールはうれしいものですね」と喜んだ。

反町監督も「先制されて難しいかなと思ったけど、後半20分までは我慢しようと話していた。現在リーグ最少得点(試合前まで計13点)で情けない限りなんですが、この8月から少しずつ攻撃に転化しようとやってきた。ただ、我々が良かったのではなく浦和さんがACLを見越してかメンバーを変えていたのでラッキーだった。苦しい立場は変わらないので満足してはいけない」と締めくくった。