4日のルヴァン杯準々決勝からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入される。

日本サッカー協会の審判委員が各クラブでVARの講習会を行うなど準備を進めてきた。今季、リーグ戦の湘南ベルマーレ戦と横浜F・マリノス戦で2度の誤審を経験した浦和レッズGK西川周作は「確実な判定が下され、非常にいい方向に向かうと思う」と歓迎する。

VARの対象となるのは「得点か得点ではないか」「PKかPKではないか」「退場か退場ではないか」「人間違い」の4点。各選手が気遣うのはオフサイドだ。明らかなオフサイドはフラッグが上がるが、微妙な場合はフラッグを上げずそのまま流すケースがあるという。川崎フロンターレのDF谷口彰悟は「セルフジャッジせず、最後まで抵抗する姿勢を常に持ってないと」。VARの判定中、プレーが途切れることに危惧の声も挙がるが、誤審に終止符を打つべく国内の試合が動き始める。