6位のセレッソ大阪がリーグ4連勝を飾った。1-1の後半39分、途中出場のMF田中亜土夢(31)が右足で決勝点を奪った。土壇場で勝ち越された浦和レッズはリーグ7戦勝ちなし(4分け3敗)となった。

前半は両チームとも決定的なチャンスなく0-0。迎えた後半、いきなり動いた。2分、C大阪が左サイドでボールを運び、グラウンダーで反対サイドへラストパス。ここに走り込んだ右サイドバックの松田が右足を合わせると、ゴール左隅に突き刺さってC大阪が先制に成功した。

リーグ6戦勝ちなし(4分け2敗)の浦和は、特にホームで勝てていない。埼玉スタジアムでは7月6日のベガルタ仙台戦(1-0)以来2カ月超、勝ちがない中、意地を見せた。後半10分から左ウイングバックに投入された19歳MF荻原が5分後に結果を出した。ドリブルでペナルティーエリアの左に進入すると、利き足の左で地をはうシュート。右ポストに嫌われたものの、はね返りをFW興梠が押し込んで同点に追いついた。

しかし、最後は3連勝中で勢いのあったC大阪に軍配が上がった。後半39分、前半から圧倒していたパスワークで完全に崩すと、最後は途中出場のMF田中がゴール正面でフリーに。右足で狙いすましたシュートはゴール左上を確実にゲットして、勝ち越した。これで今季最長を更新する4連勝で暫定5位に浮上した。

浦和は、MF阿部が2枚目のイエローカードで退場した2分後に痛恨の決勝被弾。リーグ7戦勝ちなしと全く波に乗れないまま、17日のACL準々決勝第2戦・上海上港(中国)戦を迎えることになった。