残留を目指すサガン鳥栖が首位東京に逆転勝ちし、J1通算100勝を達成した。

8戦ぶりの先発だった元日本代表FW豊田陽平(34)の特長を生かす“豊田シフト”が功を奏し、難敵撃破に成功だ。

フィジカルの強い豊田を攻撃のターゲットに、最近にないロングボールを多用する策が通じた。後半41分、ゴール前に詰めた豊田が相手DFのクリアボールのこぼれ球を左足で決め同点。同ロスタイム5分、またしても前線の起点となった豊田のパスから、DF金井貢史(29)の勝ち越しゴールが生まれた。

試合終了の瞬間、叫びながら両手でガッツポーズした豊田は、メモリアル勝利に「2019年のメンバーの勝ちや、過去に身を粉にしたメンバーの思いもある。150、200と増やしていきたい。未来のため、もっと勝ちたいですね」と声を弾ませた。