ベガルタ仙台は残留を争う松本に0-1で痛恨の敗戦となった。

順位は暫定13位のままだが、ホームで5試合ぶり黒星。前半開始早々2分に先制され、相手の倍のシュート18本を打ったが及ばなかった。

右サイドバックのDF蜂須賀孝治(29)は、左の永戸とともに再三クロスを供給し続けた。それでも追いつけず、FWセルジーニョの先制弾に屈した。「正直、ハッとさせられるようなシュートを打たれてしまった。入りから襲いかかろうと言っていたにもかかわらず、早い時間に取られた。焦らず左右に揺さぶって、3ボランチをたくさん走らせて、サイドバックに時間があるときにクロスだったり、攻めようと話していた」。攻めの姿勢を貫くも、基本布陣3バックから守備時は5バックになる相手の壁を越えられなかった。

蜂須賀は前節9月28日の横浜戦で、9試合ぶりにスタメンを外れ、松本戦に懸ける思いは強かった。「決められる場面、アシストできる場面もあった。悔しさを糧にしたい」。次節は2週間空いて、19日にアウェー名古屋戦。J1残留へ負けられない戦いが続く。【山田愛斗】