セレッソ大阪が鹿島アントラーズに0-1と競り負けた。これで鹿島に5連敗、しかもすべて完封負けとなった。

立ち上がりからボールを支配し、圧倒的に攻め込んだのはC大阪だった。しかし、鹿島のゴールをこじ開けられない。FW柿谷曜一朗(29)は「最初に失点してからはゲームを支配した。(ゴールを)決めきれていれば変わった展開になっていたが、自分たちの甘さが出た。前(FW)としては追いついてあげられなかったのが残念」と振り返った。

ロティーナ監督(62)が目指すサッカーがようやく形作られ、前節のガンバ大阪との大阪ダービーにも7年ぶりに勝利した。その勢いを持っても、鹿島の壁は分厚かった。MF水沼宏太(29)は「チャンスを作っても決めなければこうなる。相手は最初のセットプレーだけだったが、そこを決めるところに強さを感じた。まだまだ届かないところがある、と思わされた試合」と表現。その上で「0で終わったのが課題。残り6試合、全部勝つつもりで」と切り替えを強調した。首位に浮上した鹿島との勝ち点は9差になった。