川崎フロンターレは、ガンバ大阪と引き分けに終わり6位に転落した。

7月7日の鳥栖戦以来、12試合ぶりに先発復帰したMF大島僚太(26)がフル出場した。0-1の後半6分にはFWレアンドロ・ダミアンが頭で競ったボールを左足で押し込み同点弾。チームは後半18分、レアンドロ・ダミアンのゴールで一時逆転したが、直後に追いつかれ勝ちきることはできなかった。首位鹿島との差を詰められず、3連覇は極めて厳しくなった。

後半スタートから、コンディション不良のMF守田英正に代わりU-22日本代表MF田中碧を投入。田中が中盤の底に入り、前線の人数が増えたことで攻撃に厚みが増した。

大島は「前半早々に失点したのは痛かった。僕たちがもう少し、立ち位置の部分も含めて後半みたいにできれば、少し変わったかなと。変えられる臨機応変さがなかった」と前半の苦戦に反省を口にした。

ただ、フル出場したことには「きつかったです。けがなく終われたのはよかったですけど、チームメートと相手選手にけが人が出たのは残念だと思いました」と、川崎FのDF登里がG大阪MF倉田と接触し、両者負傷退場になったことを気遣っていた。