J1首位の鹿島アントラーズは、“アマチュア最強”JFLのホンダFCに大苦戦したが、薄氷の勝利で4強入りした。

前半は鹿島にミスが目立った一方で、ホンダは右サイドを起点に何度もチャンスメークした。前半27分のファーストシュートはホンダ。FW遠野がエリア内左から狙ったが、惜しくも右にそれた。その後もホンダが押し込む時間帯が続き、鹿島の好機は前半43分にMF土居がヘディングシュートを放ったくらいだった。

後半立ち上がりは鹿島が意地を見せた。立て続けにCKを獲得したが、決めることはできず。流れがホンダに移りかけたように思われたが、後半20分、MF遠藤の右クロスにMF土居が頭で合わせて、鹿島が先制に成功した。

しかし、その後も攻め立てたのはホンダだった。後半22分には右サイドで奮闘していたMF佐々木がシュート。惜しくもポストの左脇をかすめていった。後半38分にはFW遠野の右クロスをMF佐々木が頭で合わせたが、ポストに阻まれて得点はできなかった。

そのまま試合は終了。アマチュア相手に内容では完敗しながらもなんとか1点を守りきった鹿島が、公式戦4試合ぶりとなる勝利をあげた。