初タイトルを目指すヴィッセル神戸が大分トリニータに競り勝ち、2大会ぶり3度目の4強進出を決めた。

0-0の後半11分。FW小川慶治朗(27)が右サイドを突破。つないだFW田中順也(32)が中央に折り返し、MF山口蛍(29)が狙い澄ましたゴール左隅にゴールを決め、これが決勝点となった。

山口は「ふかさないように。(狙うところは)そこしかなかったから」と振り返った。

J1リーグ戦は2連敗中。しかも6失点、3失点と守りが破綻していた。トルステン・フィンク監督(51)も「ここ2試合の負けで自信を失っていた」という。その中で全員が体を張って1点を守り抜いた。山口も「全員が集中した結果。失点しそうな時間帯もあったけど、しっかり耐えられた。90分通していい試合ができた」と何より無失点を誇った。

準決勝は12月21日(会場未定)、清水エスパルスと対戦する。