セレッソ大阪ロティーナ監督(62=スペイン)が来季も続投することが2日、確実になった。

ホーム松本戦は痛恨ドローに終わり、来季ACL出場圏内の3位以内が絶望的となった。3位横浜とは残り4試合で勝ち点8差の6位に落ちたが、クラブ側は一時は優勝争いに加わった手腕を評価し、知将に2年目を託す。GKキム・ジンヒョン(韓国)、DFマテイヨニッチ(クロアチア)、MFソウザ、FWブルーノメンデス(ともにブラジル)ら主力外国人も残留。多国籍軍を維持し、日本人の補強を加えてJ1初優勝を狙う。

ソウザの先制点で逃げ切れなかった指揮官は「失点後も好機をつくり、2点目こそ奪えなかったが好プレーがあった」と前向きに捉えた。今季でC大阪11年目のキム・ジンヒョンは「取られる前に2点目がほしかった。もったいない試合」と悔しがった。元日本代表MFの森島社長の就任2年目となる来季へ、継続的な強化で大輪を咲かす。