川崎フロンターレが首位鹿島アントラーズを下して勝ち点を57に伸ばし、ACL出場圏内3位の鹿島に勝ち点2差まで迫った。

前半は川崎Fがボールを回す時間帯が続いた。前半10分にはMF家長がファーストシュート。その後もセットプレーなどから得点を狙ったが、鹿島DF陣が集中した守りで決定機を与えなかった。

前半35分過ぎからは鹿島が攻勢に出た。同38分には相手のパスミスからFW伊藤がシュートを放ったが、わずかに右にそれた。同44分にはCKのこぼれ球から、MFレオ・シルバのフィードが相手DFの頭に当たってゴール方向に流れたが、右ポストに阻まれゴールとはならなかった。

後半も鹿島が仕掛けた。6分、MF白崎のスルーパスに抜け出したMF土居がゴール左深い位置まで進入。パスを受けた中央のMFセルジーニョがシュートを放ったが、コースに入ったDF車屋が右膝でブロックして得点を許さなかった。

その後も鹿島が立て続けに決定機を迎えたが、ゴールは奪えず。すると後半17分、川崎FはMF家長の右FKから、フリーになったDF山村がヘディングシュートを決めて先制に成功した。

後半26分には、MF守田のロングフィードに抜け出したFW小林がシュート。左ポストに当たってこぼれたところに、詰めていた途中出場のMF長谷川が押し込んで川崎Fが追加点を奪った。

鹿島はホームでのリーグ戦では開幕戦以来の黒星。川崎Fは3連覇へも望みをつないだ。