ガンバ大阪MF井手口陽介(23)が、約1年半ぶりの選出となった日本代表(19日ベネズエラ戦)へ準備を整えた。

敵地大分戦は1-2で悔しい逆転負け。勝てばJ1残留が決まっていただけに「球を回していて何となくいけると思ったのが敗因。ふわふわしている感じがあった」と先制後の油断を猛省した。

一方で、縦への推進力で2列目からDFの背後に出ていく動きは鋭かった。「なるべく意識している。でももっと工夫があれば違う展開になっていた」と納得はしていない。

ベネズエラ戦は森保体制となって初招集で、会場は本拠パナスタ。本来なら代表の主力に定着しているはずが、この2年は欧州移籍を優先し、昨年のW杯ロシア大会も代表から落選した。「しっかりアピールして活躍したい。他のメンバーは(誰が選ばれたか)ちゃんと見ていないが、気負いすぎず、いつも通りやれれば」。2年間の鬱憤(うっぷん)を晴らすつもりだ。【横田和幸】