来季トップチームに昇格する清水エスパルスユースのペルー人DFノリエガ・エリック(18)が15日、静岡市内のクラブハウスで加入内定会見に臨んだ。MF登録だが、本職はセンターバック。182センチの恵まれた体格を生かしたアグレッシブな守備が得意で、「1年目からメンバー入りできるように頑張りたい」と語った。

今季は既にトップチームの練習に帯同。プロ相手に当たり負けしないプレーを見せている。ユースが所属しているU-18プレミアリーグEASTでは、セットプレーから5得点。内藤直樹強化部長(51)は「ヘディングで点を取れることは武器になる。将来はエスパルスの軸になるようなDFになってほしい」と、さらなる成長に期待した。

愛知県生まれで、6歳から中学3年までは母国のペルーで生活した。再来日した高校1年時からユースでプレー。「エスパルスでプロになりたかった」夢をかなえた。今季、トップチームはリーグ最多66失点。今後は守備の立て直しが最重要課題で、エリックも「失点を少なくするために努力したい」と決意した。

最終目標は海外でプレーすること。将来性豊かな18歳は、1日でも早いプロデビューを見据えてアピールする。【神谷亮磨】