セレッソ大阪のMF清武弘嗣(30)が1日、チームの決定力不足に自身の心情を吐露した。この日、宮崎市のシーガイアイベントスクエア1でサンフレッチェ広島と練習試合を行い、0-0で引き分けた。

2トップの一角として出場した清武は、前半13分、ゴール前にボールを入れると、FW柿谷曜一朗(30)がノートラップでシュートを放ったが、GKに止められた。後半には柿谷からのクロスを清武が頭で合わせたが、またもGKに阻まれゴールが生まれなかった。

再三の得点機会をものにできなかったチームに清武は「悪くはないと思います。でも、毎年毎年チャンスがいっぱいあるけど入らないっていうのがもどかしいですけど、やり続けるしかないかなと思います」と口にした。

ロティーナ監督(62)は「よくできている部分もあれば修正していく部分も多いという印象。去年よりはよくできている。去年の今頃はもっと良くなかった」とおおむね高評価のようだ。清武のFW起用については「今は試していく時期ですし、可能性を見ながら進めていきたいです」と話した。

前日にはクラブから清武の2年連続の主将就任と柿谷、GKキム・ジンヒョン(32)、DFマテイ・ヨニッチ(29)の副主将就任が発表された。主将は「みんなキャプテンやれる選手なんで、うまく回しながら、4人とベテラン選手でチームを支えていきたいと思います」と意気込みを語っていた。【南谷竜則】