セレッソ大阪のMF西川潤(17)が5日、バルセロナ移籍について自身の考えを語った。

この日は、クラブが大阪市の中央公会堂で「サポーターズコンベンション2020」を開催。質疑応答で質問に答えた形だ。

これまでU-20W杯やU-17W杯での活躍で、バルセロナから2度のオファーを受け、断ったという。今夏にも再び獲得を目指しているとスペイン紙が報じていたが、西川は「大変光栄なことだと思いますけど、こう言われることに自分は左右されることなく、日々成長するために、活躍するために、努力することの方が大事かなと思います」とビッグクラブの名にも動じない姿勢を示した。

イベントにはブラジル1部シャペコエンセから期限付き移籍が発表された、同国出身のMFルーカス・ミネイロ(23)も出席。188センチ、74キロの大型ボランチで、ポンチプレッタやバスコ・ダ・ガマでプレーしたこともある。16年に飛行機事故で亡くなったFWケンペス選手(享年34)もC大阪でプレー経験があり、シャペコエンセに所属していた。「偉大なる選手だった。セレッソのことも聞いてましたし、ケンペスの気持ちを胸に、活躍していきたいと思っています」と話した。サポーターから覚えた日本語は何かと問われると「右と左です」と答え、会場は笑いに包まれた。【南谷竜則】