サッカー女子、プレナスなでしこリーグのINAC神戸に2人の高校生が新加入した。1月の全日本高校女子選手権で優勝した藤枝順心(静岡)のDF長江伊吹と、準優勝の神村学園(鹿児島)のMF菊池まりあ。同選手権決勝で激突したライバル同士が、今度は仲間として切磋琢磨(せっさたくま)しながら高みを目指す。

1月27日に大阪市内で行われたINAC神戸の新体制発表記者会見。真新しい赤のユニホームに身を包んだ菊池は「1年目から試合に出て結果を残したい」と堂々とした口調で話した。静岡県知事への表敬訪問のため、欠席した長江は「自分の特徴を存分に出して、チームのために貢献出来るように全力で精いっぱい頑張ります。応援よろしくお願いします」とのコメントを寄せた。

INAC神戸の本拠地ノエビアスタジアム神戸で行われた全日本高校女子選手権決勝では、ともに主将として対戦。藤枝順心が長江の体を張ったプレーなどで得点を許さず、1-0の接戦を制した。年代別代表の経験もあるセンターバックは試合後、「優勝を無駄にしないように。日本を代表するディフェンダーになりたい」と話した。

菊池は守備的MFとして攻守のバランスを取りつつ、攻撃にも積極的に参加する持ち味を発揮した。あと1歩で頂点に届かなかったが、視線は既に先を向く。目指すのはINAC神戸のOGで、長く女子日本代表の柱だった澤穂希さんのような活躍。「2023年女子W杯のメンバーに選出されるのが目標」と威勢がいい。高校時代の達成感や悔しさを糧に、新たなステージに挑む。