ベガルタ仙台は得意の開幕戦を勝利で飾れずドロー発進した。

J1過去12年の開幕戦は8勝3分け1敗。好データを味方につけたかったが、なかなか好機をつくれない。それでも前半18分、FKの流れから先制点が生まれた。相手GKがパンチングしたボールをつなぎ、FW赤崎秀平(28)が左サイドからクロス。ゴール前に残っていたDFシマオ・マテ(31)がヘディングし、ワンバウンドしてゴールポストに当たる。その跳ね返りを自ら押し込んだ。

前半34分には名古屋グランパスが反撃する。FW前田直輝(25)が右サイドでドリブルを開始。相手DFにスライディングを受けながらも強引に突破し、ゴールラインギリギリで折り返し。FWマテウス(25)がスルーして、最後はMF阿部浩之(30)が左足で流し込んだ。後半は名古屋が押し込む時間が長かったが、両チームゴールなく試合を終えた。