JFLのFC大阪が、新型コロナウイルスの影響で、Jリーグ百年構想クラブ承認の連絡を約40分遅れで受けた。

25日、本拠地の東大阪市内で会見を開いた。Jリーグ百年構想クラブは、条件を満たしたJリーグに参入を目指すクラブが認定され、JFLで4位以内でかつ百年構想クラブのうち上位2位までに入るなどの要件をクリアすればJ3に参入ができる。

承認の可否の連絡は、Jリーグ理事会終了後の午後4時以降の予定だったが、新型コロナウイルスに関するリーグ開催延期についての協議が長引き、想定より約40分遅れで受けた。連絡を受け取った同クラブの疋田晴巳社長は「ホッとした」と喜んだ。

午後4時からネット中継が開始。連絡を待つ間は会見を行うことができず、疋田社長が「この日を迎えられたことは感慨深い」などと、自身の気持ちを交えながら間を取り持つというファインプレーを見せた。「(間をもたそうと)ドキドキしていた。2時間ぐらいしないといけないんじゃないかと思った」と笑った。

FC大阪は3月15日にJFL初戦のホンダロックSC戦(服部陸)が控えている。すでにJリーグは3月15日までの公式戦の延期を決定しており、初戦にも影響がないとはいえない。「致し方ない部分。サッカー界全体としての問題で、尊重する」と理解を示した。

今後については「(同じ大阪の)ガンバやセレッソに肩を並べられるようなクラブにしたい」と意気込みを語った。【南谷竜則】