セレッソ大阪の元日本代表FW柿谷曜一朗(30)とボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者京口紘人(26=ワタナベ)が3日、大阪市内で、新型コロナウイルス感染の拡大防止を呼びかける動画撮影を行った。

両選手の所属先と大阪観光局の3者が協力して実現した。

撮影は約15分程度で終了した。両者は初対面だったが息はぴったり。「新型コロナウイルス感染症の拡大防止で大切なことは、まずは予防することです」などと声を合わせた。最初はNGを連発した京口は「ボクシングとは違って本番に弱いですね」と苦笑いしたが、最終的に短時間で撮影を終えた。

柿谷は大阪市、京口は大阪・和泉市生まれ。ともに大阪観光大使を務めるだけに、意気投合した。世界ベルトを肩にかけさせてもらった柿谷は「重みがありますね」と感無量の表情。ユーチューバーでもある京口に「次は(番組に)呼んでもらえるように頑張ります」と笑顔を見せた。

背番号8の柿谷のユニホームをプレゼントされた京口は「僕は8戦目で世界王座(IBF世界ミニマム級王座)を取れたので縁があります。こういうPR活動は初めてだったが、スター選手の柿谷選手と共演できて感慨深いです」と喜んだ。3度目の防衛戦に向けても「スパーリングは50ラウンドを超えた。(ペースを)上げすぎるのはよくないが、充実した練習ができている」と話した。

今回の動画は一両日中に、大阪観光局や両選手の公式ツイッターやインスタグラムなどで視聴可能になるという。【横田和幸】