北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(35)が26日、札幌・宮の沢で自主トレを行った。

この日からチームは8日間のオフに入った。体を動かしたい選手やリハビリ中の選手には、連休中も時間を限定しクラブハウスとグラウンドを開放。朝イチで無人だったグラウンドに姿を見せた菅野は「コンディションを落としたくないので。ボールを触れるのが一番いい」と、オフ返上で汗を流した。

21日鹿島との練習試合中、脳振とうで途中交代した。頭部打撲後もプレーを続けたが、意識はもうろうとしていたという。検査結果は幸い軽度だったため、25日から接触プレーを避けたメニューで練習を再開。鹿島戦では判断や動きがさえていただけに、その調子を落としたくない思いでボールと向き合った。

連休中は3勤1休ペースで練習する予定で、オフは2日間だけ。Jリーグ再開予定は5月9日。その日のJ1開催は札幌のホーム清水戦(札幌厚別)のみ。「まだ時間はあるけど、チームとしてできることをやっていきたい」。札幌サポーターのみならず、全国のサッカーファンが待ち望むJ1の試合が帰って来る日、ゴールマウスを守る準備を進めていく。【保坂果那】