サッカーJFLラインメール青森が2日、青森市役所で小野寺晃彦市長(44)を表敬訪問し、今季のJ3昇格を誓った。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で第5節までが延期となり、リーグ開幕は今月25日の予定。同クラブは26日のホーム鈴鹿ポンイトゲッターズ戦(新青森球)が初戦。MF小幡純平(31)は「小学生なども家で過ごすことが多いので、自分たちのプレーを見に来てもらって、外で思い切り騒いでほしい。J3昇格への強い意識を見てほしい」と願った。

今季は9人の新加入選手を迎え、競争意識はさらに高まっている。昨季12位からの巻き返しだけでなく、優勝を狙いながら最低目標は4位以内。GK横山卓司(29)も「サッカーが出来ることが当たり前じゃないことも感じている。切磋琢磨(せっさたくま)しつつ、自分がゴールを守って、青森に明るいニュースを届けていきたい」と存在感を示すつもりだ。

練習試合ではJ2山形に0-2、5月10日には天皇杯本戦出場をかけて戦うJ3八戸とは0-0。内容には大きな手応えを得ている。小野寺市長からの「(6月27日から使用する)カクヒログループアスレチックスタジアムでも勝って、お客さんも増やしてほしい」の声に、望月達也監督(56)は「いつ開幕しても力を出せる自信があります」と胸を張った。【鎌田直秀】