J1清水エスパルスはチームの成熟度アップに努めている。3日は静岡市内で約1時間30分の練習。ゲーム形式のメニューでは、3バックと4バックを併用し、精度を高めている。

ピーター・クラモフスキー監督(41)は「どちらも良さがある。両方できるようになると良い」と話した。

練習の最後に、守備陣は最終ラインの連係を入念に確認した。U-23日本代表候補DF立田悠悟(21)は「周りと意思統一しながらやっていきたい」と力を込めた。先月28日のJ2磐田との練習試合では、3バックを採用。初めて実戦で試し、戦い方の幅が広がりつつある。

公式戦再開の見通しが立たず、不透明な状況が続く。それでも、クラモフスキー監督は「自分たちのパフォーマンスを完璧なものに近づけるのみ」ときっぱり。今は足元を固め、再開時に強い清水を披露する。【古地真隆】

○…立田は2日夜、昨夏に清水からオーストリア1部のラピッド・ウィーンへ移籍したFW北川航也(23)と、インスタグラムで共同のライブ配信を行った。互いの近況やチーム状態を報告。オーストリアリーグも新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断中だという。立田は「SNSを活用しながら、サポーターに楽しんでもらえたらうれしい」と話した。両選手のプライベートが垣間見えた配信が、ファンを喜ばせた。SNS上には「元気出たしパワーもらった」、「やっぱりこの2人は最高!」などの声が寄せられた。