元日本代表監督でJ3・FC今治オーナーの岡田武史氏(63)が11日、クラブ公式サイトで新型コロナウイルスについて言及した。

クラブ初となるJリーグ開幕に向けて準備してきたが、トップチームは活動停止中。感染拡大が収まらない現状に、岡田氏は「命を守ること」を最優先にすべきと強調。「『勝負の神様は細部に宿る』、試合の勝ち負けを分けるのは『たった1回ぐらい』『俺1人ぐらい』という小さなゆるみであることがほとんどです。新型コロナとの戦いも同じです。ワクチンができるまでは我々にできることはこれしかないと思います。『外出しない』、『手洗いをする』を一緒に実行しましょう」と訴えた。

外出自粛などで生活スタイルに変化が出ていることには「我々はこの新型コロナとの闘いを乗り越えたときに、社会が変わるのではないかと思っています」と指摘。「物から事の消費という環境にやさしいライフスタイルであり、共感、信頼、関係など数字で表せない『目に見えない資本』を大切にする社会です。それは、我々の企業理念である「心の豊かさを大切にする社会」が実現していくことだと思っています」との見解を示した。