J2山形は新型コロナウイルス感染拡大防止へ“♯StayHomeYamagata”を合言葉に、サポーターや県民へ向けて発信していく。選手メッセージや県内のテークアウト情報をHP、SNSで毎日更新。「おうちにいよう」と呼びかけ、週末には相田健太郎社長(45)がホスト役でオンラインファンミーティングを開催する。ゲストの選手とともにサポーターをもてなし、食事やお酒を楽しみながら笑顔になれる空間を提供する。

25日に行われた同会にはDF三鬼海(27)とMF渡辺凌磨(23)が参加。三鬼はバナナケーキ、スコーン、パン作りと女子力高めに過ごしているという。相田社長は新潟から新加入の渡辺について「アウェーで同点ゴールを決められたのをみんなすごい覚えていた」。後半ロスタイム、勝利に近づいていた山形から「勝ち点2」を奪った。それでも出場23試合のうち先発は10試合。「『何であの子出てないんだ。来てもらえるかな』と話していた」と獲得の裏側を明かした。

5月末完成の新クラブハウスにも触れ「広くてかなり機能的。選手はテンションが上がると思う。(ロッカールームが)野球のメジャーリーグみたいな仕様で、皆が顔を合わせて座れるようにする」(相田社長)。渡辺は「(現クラブハウスは)シャワーからめちゃくちゃ熱湯が出て体を洗えず裸で待ってることも多かった」と過去の苦労話も披露した。ウェブ上でもサポーターと盛り上がって、自宅でも「モンテ劇場」を堪能。STAY HOMEの一翼も担っていく。

【山田愛斗】