ガンバ大阪は5日、骨髄バンク啓発活動を実施することを発表した。同ジュニアユース所属の中学2年生、多田吾郎選手(13)が「再生不良性貧血」を発症し、骨髄移植が必要になったため。新型コロナウイルスの影響で、ドナー登録や献血が減っている現状を打破するためにも、選手らが立ち上がった。

多田選手は19年2月に再生不良性貧血を発症。主治医の指導で治療を行ってきたが、改善が見られず、骨髄移植が必要という診断を受けた。ジュニアユースの活動は休止し、週に3度の支援学校による訪問教育を自宅で受け、骨髄バンクへ患者登録をして適合する人を待っている状態という。

クラブとしても多田選手の1日も早い復帰へ、日本骨髄バンク・関西骨髄バンク推進協会の協力を得ながら、骨髄バンクの啓発活動に取り組む。

MF遠藤保仁(40)や、主将DF三浦弦太(25)ら選手や関係者が、ユーチューブを利用し、骨髄バンク登録への協力を呼びかける動画メッセージも発信している。

多田選手は「早く病気を治して、早くみんなと勉強をしたり、サッカーをしたり、友達と会いたいです。みなさんの骨髄バンクへの登録ご協力よろしくお願いします」とコメントしている。