浦和レッズは7日、DF鈴木大輔(30)が一般社団法人浦和医師会に5000枚のマスクを寄贈したと発表した。新型コロナウイルス感染者の治療に最前線で取り組む医療従事者のサポートとして行うもので、8日から鈴木の直筆メッセージとともに、同医師会を通じ、さいたま市内にある322医療機関・病院へ順次納品されるという。

クラブを通じ、鈴木は「今回、微力ながら浦和の街のために少しでもできることがしたくて、浦和医師会にマスクを寄贈させていただきました。僕1人の力は本当に小さなものですが、最前線で戦う方々に少しでも激励と感謝のメッセージを送りたいです。これからも自分にできることを探していこうと思います」と経緯を説明した。

また浦和医師会の登坂英明会長は「新型コロナウイルス感染症の流行により、どの医療機関でもマスクが購入できず大変不足している中、5000枚もの貴重なマスクをご寄贈いただき、心より御礼申し上げます。ご寄贈いただいたマスクは、鈴木選手からのプレゼントとして、会員医療機関へ配布し、有効に活用させていただきます。鈴木選手におかれましては、Jリーグの開幕が延期となり、調整にも大変苦労されていると思いますが、浦和医師会はJリーグ発足時から浦和レッズのサポーターです。開幕されましたら、埼玉スタジアムに行って浦和レッズを応援したいと思います。このたびは大変ありがとうございました」と感謝していた。