J2のV・ファーレン長崎が11日、長崎・諫早市内で4月5日以来36日ぶりに非公開で練習を再開した。

長崎県及び諫早市の体育施設使用制限の一部解除を受け、新型コロナウイルス対策を実施したうえで、午前9時半から選手10人の3グループを時間帯で区切って行った。

感染防止対策としては、選手同士の接触を避けたトレーニング実施や選手個別に割り当てられた飲料水を利用、メディカルスタッフによる検温や行動記録の確認などがとられた。

日本のリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)代表監督とワールドカップ(W杯)ロシア大会代表コーチも務めた手倉森誠監督(52)は、再開初日を終え「厳しい状況だが、真の強さを育みながらJ1(昇格へ)に挑んでいけると思う。過酷を楽しみながら、長崎を、いるべき所(J1)へ導きたい」と話した。

Jリーグ再開時期は白紙だが、J2の2チームが自動昇格する今季へ向け力強く歩み始めた。