J3アスルクラロ沼津は12日、クラブの第2セレステグラウンド(静岡県沼津市)で、農作物や加工食品などの無人販売を始めた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で失われた、地元商品の販路を確保するためで、初日のこの日は県東部を中心に、10の生産者が出品した。クラブの渡辺隆司社長は「日頃から支えてくださる地域の皆さまのため、何かできないかと考えた結果です」と話した。

販売所には野菜や新茶などが並び、地元住民らが買い物に訪れた。共催運営するフードカルチャー・ルネサンス(静岡県三島市)の鈴木達也社長は「管理費がかからない分、価格は安くなっている。飲食業にとって大変な時期だが、地産地消を見直す良い機会になると思います」と期待した。

今後は火、水、土、日曜日の週4日、午前10時~午後4時までの販売を予定。商品の納品がない場合は、販売を行わない。