J3アスルクラロ沼津の選手とスタッフ計4人が19日、静岡・沼津市役所を訪問し、新型コロナウイルス感染拡大に対応する医療機関への支援策として、雨具140着を同市へ寄付した。この雨具は沼津市立病院に送られ、医療従事の際などに役立てられる。

内訳は、ホームゲームの雨天時にスタッフが着用するレインコート100着と、公式グッズのポンチョ40着。レインコートは医療用ガウンの代替品として利用。ポンチョは交通整理など、病院関係者の雨天時の屋外活動で使用される見通し。

クラブ側から出席したDF徳武正之主将(28)は「医療関係者の方々は、身の危険を顧みずに働いてくださっている。選手同士でも、何か協力できないかと話し合っていた」と振り返った。

頼重秀一市長(51)は「緊急事態宣言が解除されたとはいえ、現在も医療用の防護服が手に入りにくい状況が続いている。医療従事者の安全を確保し、医療崩壊を防ぐためにも貴重なもの。大変ありがたいです」と感謝した。【古地真隆】