ヴィッセル神戸は29日、神戸市のいぶきの森球技場でグループ練習を実施し、MF山口蛍(29)がオンラインで取材対応を行った。25日の練習再開から同練習場を使ったのは、この日が3日目だった。

山口は「いろんな制限(クラブハウス使用禁止など)がある中で、グラウンドで練習できるのはすごく幸せを感じる」と喜び、約2カ月の自粛期間があったことで「今まで以上に疲労感が強い。(だが)これも普通の反応かなと思う」と素直な感想を述べた。

以下は主な一問一答

-Jリーグ再開へ約1カ月の準備期間になりそうだ

山口 試合までの期間によって(準備は)変わってきそうだが、短いか長いかはどちらも思わない。与えられた期間内で体を作っていくのがプロ。個人、チームとして準備していく。

-過密日程になる

山口 もちろん過密日程になれば、毎試合同じメンバーで戦うのは難しくなってくる。チーム全員でやっていくしかない。(今季はJ2への)降格がないので、いろんなチームにも影響し、戦い方も変わる。攻撃的にやるチームも多いと思う。

-神戸では酒井選手らが新型コロナウイルスに感染したが、選手として再開へ検査態勢など思う部分は

山口 検査がどこまでできるかは分からないが、気持ちとしては始まる前に、全員できるのがすっきりするとは思う。ただ僕らだけではなく、全国のスポーツ選手も受けたいと思っているはず。そうなれば(検査できれば)少し安心できるかなと思う。(再開後の当面の対戦カードは地域別に)グループに分けられ、少し安心できるかなと思う。自分たちも家族も交通機関の移動が一番不安だ。

-チーム活動が休止期間はどう過ごしていたか

山口 チームでオンライン練習をしたり、個人的には練習用のバイクを買ってやったり、あまりやらなかった体幹トレにも取り組んだりした。基本的に毎日午前6時に起床し、自分で朝ご飯を作ったり、(夫人がやっていた)掃除、洗濯を毎日、僕がやっていた。

-試合再開へ

山口 これだけ長い期間試合がなく、僕らも心苦しかった。サポーターも応援したいのにできない、複雑な気持ちだったはず。最初は無観客試合になりそうだが、(一定期間後には)応援に来てくれるだろうし、しっかり準備して、満足してもらえるプレーができればいいと思う。