鹿島アントラーズDF広瀬陸斗(24)が5日、練習後のオンライン取材に応じ、活動休止期間中の過ごし方を明かした。

チームは今季、練習や試合の映像分析などを行うテクニカルスタッフを2人、新たに迎えた。この中断期間には、オンライン上で写真や動画、文書などを共有できるストレージサービス「Googleドライブ」を導入。選手は自粛期間中でも、自宅で分析映像を見ることができたという。

現在はクラブハウスのテレビでも見られるといい、広瀬は「0からじゃなくて、積み上げてきたところから(再始動が)できている感じ」と、確かな手応えを口にした。

全体練習開始から1週間が経過し、リーグ再開までは1カ月を切った。無観客での再開にあたり、「今まではファンやサポーターの応援があって覇気が出たり、頑張ろうという思いがあったけれど、応援がなく練習試合みたいな中でやらなきゃいけない。その場にいなくてもDAZNなどで見てくれていると思いながら、1週間準備して試合に持っていけるように準備しないと」と用心する。

それでも「鹿島は練習から球際のところなどを想定してできているので、いつも通り出せれば大丈夫」と、チームが重ねてきた練習には自信をのぞかせた。【杉山理紗】