J1清水エスパルスが協力する、官民連携のシェアサイクル事業「PULCLE(パルクル)」のオープニングセレモニーが7日、静岡市内で行われた。

地元企業のTOKAIホールディングスなどが運営し、静岡市が広報などを支援。清水は事業名称決定に関わり、マスコット「パルちゃん」のデザインを提供した。

Jクラブのシェアサイクル事業参加は初めて。清水の山室晋也社長(60)は「観戦が可能になったら、シェアサイクルを利用してスタジアムへ来ていただきたい」と訴えた。田辺信宏市長(58)は「ワールドクラスの自転車都市を目指したい」と意気込んだ。

8日からサービス開始。電動アシスト自転車94台が導入され、静岡市内に40カ所の専用駐輪場を設置する。今後、規模を拡大する方針。専用アプリから利用予約が可能で、料金は15分あたり70円。クレジットカードなどで電子決済する。今月中は1回30分以内無料。事業期間は23年3月31日まで。3年間の利用状況を基にして、事業延長を検討する。【古地真隆】