湘南ベルマーレが本格的な対外試合をスタートさせた。

浮嶋敏監督(52)が8日に臨んだ平■(■は塚のノ二本に「、」を重ねる)市内での練習後、先週末の6日、同市内で他クラブとの練習マッチを開催したと明かした。対戦相手や試合時間などは非公開とされたが、1選手あたり約30分間、プレーできる機会を与えたという。対人プレーの制限も入れず、スライディングやコンタクトもあったとし「かなりしっかりとゲームができた。しかもテンション高い中でゲームできたのは良かった」との手応えを示した。

先月27日から少人数グループによる練習を再開し、今月2日から全体練習へと移行した。MF山田直輝(29)は「(再開後)初の対外試合だったので、どれぐらいやれるかよりも30分間、走ることの方が大事だと思っていたので、そこは自分の中で目標を達成できた」と及第点を出した。実戦形式のメニューを増やしている段階でもあり「まずはケガせずにやりきることが大事だった。今週からガツガツ、みんなと(対人プレーを)やって自然に戻ってくると思います」とステップアップを口にした。

7月4日のJ1再開まで1カ月を切り、今後も練習試合が組まれる方針。山田は「1つ1つ目標をクリアして、その先に100%、それ以上のコンディションでいけるように設定している」と順調な調整ぶりを強調していた。【藤中栄二】