神奈川県に本拠地を置く横浜F・マリノスや川崎フロンターレなどJ1からJ3の6クラブが、新型コロナウイルス感染症収束に努めた県内の医療従事者らへ感謝の言葉をつづった横断幕をリーグ戦再開時にスタジアムに掲出する計画を進めている。同県と協力のもとコロナ禍の最前線で奮闘した関係者へねぎらいのメッセージを送る。同県では東京都、大阪府に次ぐ全国で3番目(11日時点)に多い約1400人の感染者が出ており、緊急事態宣言解除も4都県と北海道のみが残された国内で最も遅い5月25日だった。そして6月8日には3月23日以来、77日ぶりに県内感染者0に。医療従事者をはじめとする人々の尽力で全国的にも感染者が減少傾向となりJリーグも再開の決断へと至った。

リーグ戦は6月27日にJ2再開とJ3開幕、7月4日にJ1が再開する。関係者によると横断幕は県と共同製作し、各クラブがそれぞれのホームゲームで掲出予定。コロナ禍における神奈川6クラブの結びつきは強く、県内のスポーツチームが参加して5月末に行われた医療従事者支援を目的としたeスポーツ大会にも全チームが参加。久々に戻るスタジアムからも、その思いを届けていく。