新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止が決まった静岡県高校総体サッカーの代替大会が来月4日から開催されることが11日、分かった。近日中にも県サッカー協会などから発表される。

大会名称は「令和2年度静岡県高等学校夏季サッカー競技大会兼高校総体代替大会」となる。県内の全校が参加可能で選手登録人数は各校25人まで。試合時間は30分ハーフとし、多くの選手が出場できるように交代枠は11人に設定した。

公式戦と同じ扱いとなるが県大会は行わず、東部、中部、西部の各地区で行い、さらに各市などで分けて試合を行う見込み。静岡市はリーグ戦で開催予定。藤枝市と島田市はトーナメントで競うなど、大会方式は各支部での判断になる。

今月1日から部活動が段階的に再開されたことを受け、高体連サッカー専門部と県サッカー協会が協議し、大会開催を決定。関係者は「総体で引退する3年生がけじめをつける意味でもやらせてあげたかった」と、開催に至った経緯を説明した。

保護者らは試合開催2週間前からの健康調査票提出と、当日の検温などを行うことを条件に観戦ができるという。