ガンバ大阪宮本恒靖監督(43)は12日、オンラインで取材対応した。

7月4日からのJ1再開初戦は、ホームでセレッソ大阪との大阪ダービーになる。まだJリーグから正式発表されていないが、宮本監督は「ダービーはいつでも特別なもの。ホームのスタジアムでサポーターがいる中で戦いたいのが本当のところだが、(再開へ)モチベーションが高まる中で、ダービーとなればさらに高まる」と、気持ちの高ぶりを口にした。

13日には練習再開後、初めての対外試合をJクラブ(相手非公表)と行う。「いろいろな選手の組み合わせをし、いろんなトライをしたい」と意気込む。開幕当時は右足首痛で出場できなかったDF昌子や、開幕後に右肩関節脱臼で離脱したDFキム・ヨングォン(金英権)も、万全の状態で復帰する予定だ。

主将のDF三浦らを含めて、Jリーグ屈指のセンターバックをそろえ、指揮官は「(活動休止だったこの2カ月で)選手のコンディションにばらつきがあるのは事実。全員がベストに戻れば(今季の過密日程を)いろんな選手の組み合わせで乗り切れると思っている」と、選手層の厚さに自信を見せた。

再開初戦に40歳のMF遠藤が出場すれば、J1通算632試合出場となり、楢崎正剛(元名古屋グランパス)を抜いて単独最多記録となる。宮本監督は「いろんなことを経験し、吸収したから今がある。けがなく、ここまでくるのは並大抵なことではない」と敬意を表した。【横田和幸】