創部2年目の八戸学院光星(青森)女子サッカー部が、デビュー戦Vを狙う。高校総体の代替大会として、6チームによる青森県高校夏季大会(6月19~21日、五戸ひばり野公園)で、公式戦初参戦。1年生12人が加わったフレッシュ軍団が、新風を吹き込む。

待ちに待った試合を迎える。7人の昨季は、全国クラスで系列の八戸学院大との練習でもまれてきた。「大会に出られず、個のレベルを上げることを目指した」とDF三浦夏海(2年)。唯一の3年生、MF宮野日和主将は、小1からヴァンラーレ八戸で男子とプレーし、昨年、仙台育英(宮城)から地元に戻ってきた。JFAエリートプログラムU-14にも招集された逸材だが、右足半月板損傷で現在はリハビリ中。今大会は精神的支柱として「目の前に常盤木学園、聖和学園(ともに宮城)はいないけど、その上を目指したい。いい結果を出して、冬の選手権では全国を目指したい」と意気込む。

昨年7月に人工芝グラウンド、今年2月には学校敷地内に寮が完成。高校男女と大学女子も兼任する畑中孝太監督(32)は「高大連携をスムーズに、強化を図りたい」と、景気づけの優勝を目指す。【野上伸悟】