J1清水エスパルスは19日、静岡市内のグラウンドで練習に励んだ。報道陣のみに冒頭が公開され、トレーニング後にFW後藤優介(27)GK梅田透吾(19)が、オンラインで取材に応じた。

この日は、20日のJ2ジュビロ磐田との練習試合(非公開)に向け、実戦形式のメニューなどを消化した。後藤は「良い形でスピーディーな連係が取れた」とうなずいた。ダービーに向けては「フィニッシュの精度を上げたい。全体でパスやクロスのタイミングを合わせていけば、得点は増えてくるはず」と意気込んだ。

今月13日のJ3藤枝MYFCとの練習試合(90分×2本、合計スコア6-5)で、梅田は1試合目(2-2)にフル出場した。CKから失点した場面を振り返り「セットプレーでは、もっとキーパーが主導権を握って指示を出さないといけなかった。再開までにすり合わせていきたい」と力を込めた。

この日の練習後には、複数のグループに分かれ、PCR検査を行った。「予防はしてきたが、結果が出るまではドキドキする」と梅田。後藤は「チームも家族も安心するし、思い切りプレーできるようになる」と話した。今度は同検査を2週間に1度のペースで行う。来月4日のリーグ再開・名古屋グランパス戦へ万全の状態で向かう。【古地真隆】