Jリーグは19日、リーグ再開と開幕に向け、全クラブの選手、スタッフらへの唾液採取によるPCR検査を開始したと発表した。

検査対象はJ1、J2、J3全56クラブの登録選手、スタッフ、Jリーグ登録審判員、その他関係者で、各チーム最大60人までとなる。

検査は19日から各クラブで順次実施(一部クラブは18日にも実施)し、12月のシーズン終了まで約2週間に1度の頻度で行っていく。

今季は原則としてJリーグが定めた直近の検査で陰性判定を受けた選手、チームスタッフのみ試合へのエントリーが認められる。Jリーグ内には民間機関と連携した検査センターも立ち上げており、検査結果は、同センターから各回、検査数、陽性例数の各合計を開示する。

選手を代表してコメントを発表したJ2東京ヴェルディのFW大久保嘉人(38)は「安心して試合に挑めるということで、この検査をやれることはよかったかなと思います」と率直な気持ちを明かした。

約4カ月ぶりとなる公式戦へ向けては「久々の試合で、やっとみんなに見せられる日がきたかなとあらためて思うので、楽しみで仕方ない」とはやる気持ちをにじませ、リモートマッチ(無観客)での開催となる再開初戦については「テレビで見てくれている人はいると思うので。そこで良いプレーをして勝って、テレビ越しですけど、喜べたらいいかなと思います」と意気込んだ。

Jリーグは6月27日にJ2再開とJ3開幕、7月4日にJ1が再開する。