Jリーグは24日、全56クラブの選手と審判員らを対象に18日から4日間で実施した1回目のPCR検査の結果を発表した。検査総数は3070件で、陰性数が3058件、陽性数(医師により陽性の診断が確定した数)は0件、継続検査数(検体不足を含む、判定結果が確定していない検査数)は12件だった。

村井満チェアマン(60)は広報部を通じて「今週末のJリーグ再開・開幕に向けて、初めての公式検査の結果が出ました。検査に協力いただき、しっかり体調管理を続けてくださった選手・クラブ関係者に感謝申し上げます。検査は、感染拡大防止、そして選手が安心してプレーするためのひとつのツールです。リモートマッチ(無観客試合)からのスタートとなりますが、選手や国民の皆さまの健康を守るためガイドラインに沿った予防策を徹底し、サッカーのある日々を届けてまいりたいと思います」とコメントした。

Jリーグは新型コロナ対策の検査体制を構築するために検査全般の企画・運営を行う「Jリーグ検査センター(JCTC)」を5日に設置。27日のJ2再開とJ3開幕、7月4日のJ1再開に向けて18日の初回検査から2週間に1度、選手と審判員ら最大で合計3680人を対象にPCR検査を行い、結果を公表する方針を示している。