いよいよ明日からJリーグが再開(J3開幕)します。熱烈なサッカー愛の持ち主で人気アイドルグループ日向坂46の影山優佳(19)のインタビュー第2回では、自身の選ぶ「推し選手」を発表してもらいました。【取材・構成=松尾幸之介、横山慧】

   ◇   ◇   ◇

影山優佳です。今回は私のJリーグの推し選手ベスト3を発表させていただきます! 第3位は柏のFWオルンガ選手(26)です。昨季はJ2最終節で1試合8得点のJリーグ新記録もつくった怪物ぶりが今年も見られるんじゃないかなと思います。今季昇格したJ1でも得点王争いに入ってくることを期待しています。

第2位は広島のMF東俊希選手(19)です。東京五輪世代のU-23日本代表にも選ばれていて、技術とパワーを兼ね備えています。サイドバックやウイングバックなど、いろんなポジションでプレーできる器用さもある、すごく貴重な選手です。18年U-19アジア選手権の準々決勝でホスト国のインドネシアを相手に決めた、きれいなミドルシュートはぜひ見てほしいゴールですね。

そして第1位は横浜のDF和田拓也選手(29)です!私はサッカーをやっていた頃は主にサイドやボランチの選手でしたが、和田選手も似たポジションで、対人守備や、カバーの動きのうまさを感じています。運動量もあって、パスも正確、クレバーさも感じる大好きな選手です。ボランチでプレーした昨季の最終節の東京戦は特に見ていただきたいです。試合を通じて、いてほしいところにいるような、常にプレーに絡んでいた印象でした。

ちなみに、海外のベスト3も発表していいですか?第3位はエバートンのFWドミニク・キャルバート・ルーウィン選手です。187センチと背が高くて、攻守の駆け引きがうまい選手です。ヘディングも強く、今季ここまで13得点の決定力も魅力です。第2位はドルトムントのMFジョバンニ・レイナ選手。私よりも年下の17歳ですが、欧州では珍しい米国人MFで、ボールタッチがおしゃれでドリブルもうまい。去年までドルトムントにいた同じ米国人の先輩FWプリシッチの面影も感じます。第1位はアストンビラのMFグリーリッシュ選手です。チャンスメークができて視野も広く、頭の良さを感じます。決定力もあるので欠点がないんじゃないかと思うほど。彼のミドルシュートからも目が離せません。

サッカーのことを話していると、時間があっという間にたってしまいますね。私も今でもたまに思いっきり走って汗をかきたい!という気持ちになったりもします。日向坂46の活動もあり、今はサッカーに触れる機会が少ないかもしれないですが、そんな中でも、いろんな方とサッカーをつなげる橋渡しのような活動をして、サッカー界を盛り上げていきたいと思っています。みなさん、これからもよろしくお願いします!

◆影山優佳(かげやま・ゆうか)2001年(平13)5月8日、東京都生まれ。5歳から小学6年まで地元サッカークラブに所属し、中学はバドミントン、高校では女子フットサル部。中学3年だった16年5月に欅坂46のアンダーグループとして発足した、けやき坂46(のちの日向坂46)のオーディションに合格。18年6月から学業のため一時活動休止を発表。20年5月26日から約2年ぶりに活動再開。身長156センチ。O型。

◆オルンガ 1994年(平6)2月18日、ケニア出身。スペイン1部でのプレー経験もある193センチの大型FW。ケニア代表。

◆東俊希(ひがし・しゅんき)2000年(平12)7月28日、愛媛県出身。18年に18歳で広島とプロ契約。19年U-20W杯出場。

◆和田拓也(わだ・たくや)1990年(平2)7月28日、神奈川県出身。U-15やU-22日本代表など年代別代表経験もあり。

◆ドミニク・キャルバート・ルーウィン 1997年(平9)3月16日、イングランド出身。17年U-20W杯で母国の優勝に貢献。

◆ジョバンニ・レイナ 2002年(平14)11月13日、英国出身。父は元米国代表のクラウディオ・レイナ。19年U-17W杯出場。

◆グリーリッシュ 1995年(平7)9月10日、英国出身。アイルランドとイングランドの年代別代表経験もある若手のホープ。