J2ジェフユナイテッド市原・千葉の尹晶煥監督(47)が26日、27日に迎えるJ2再開初戦の大宮アルディージャ戦を前に取材に応じ、就任1年目でのJ1昇格をあらためて誓った。

この日は約1時間、非公開で練習を行い、約4カ月ぶりに迎える決戦に備えた。開幕前は3部練習を敢行するなどハードなトレーニングで仕上げてきたが、コロナ禍でいったんリセット。チームは5月30日から全体練習を再開し、コンディション調整や戦術確認を行ってきた。指揮官は「守備の部分で不安定な部分がありましたので、重点的にやってきました。今日の選手の姿、表情は普段よりよかった。今年の目標は明確ですし、選手たちの1分でも長くピッチに立ちたいという気持ち、その姿が昔とは少し違うと思います」と自信もみせた。

中断期間を設けたことで今季は週2試合開催の場合があるなど、過密日程となった。尹監督は「移動や体力的な負担もありますので、さまざまな選手を使うチャンスはある」とし「新しい選手が出た時にいい試合ができれば、いい雰囲気に持っていける。最大限、選手を活用していきたい」と力を込めた。

相手はJ1昇格のライバルとなる大宮。「J2の中では上位にいる相手。いい選手がそろっていますし、2列目からの攻撃やボールをつなぐサッカーをする印象です」と警戒し「再開初戦の重要性を感じながら試合に入ることが大切だと思います」と必勝を誓った。