磐田がリーグ戦再開後、初白星を挙げた。ホーム山口戦でブラジル人FWルキアン(28)が2得点。終盤に1点を返されたが、2-1で勝ち点3を得た。2月23日の開幕山形戦以来、約4カ月半ぶりに観客を入れた本拠試合を、今季2勝目で飾った。

     ◇     ◇     ◇

磐田の頼れる助っ人が目覚めた。0-0で迎えた前半41分、FWルキアンは左CKからのこぼれ球に反応。ゴール前で弾んだボールをボレーシュートで合わせて先制のネットを揺らした。リーグ戦での得点は昨年10月19日のJ1鳥栖戦以来、266日ぶり。「必ず結果を残したい」と、意気込んでピッチに立ったストライカーの今季初ゴールでリードを奪った。

ゴールを届けたい人がいた。母国ブラジルでは世界で2番目に多い180万人以上が新型コロナウイルスに感染。家族や親族をブラジルに残しているルキアンは「もちろん心配している」と素直な気持ちを明かす。それでも、毎試合ベストコンディションでピッチに立つことに集中。後半15分には追加点を挙げ、天に向かって祈りをささげた。

入場者数を制限する形で有観客試合となった一戦で助っ人が完全復活した。後半40分に失点するも、リードを死守。来場した2302人のサポーターにも勝利を届けた。リーグ再開後初勝利を挙げ、次戦は中3日で福岡と対戦する。「毎試合点を取って貢献したいと思っている」とルキアン。上位浮上へのきっかけをつかんだ。【神谷亮磨】

▽FWルキアン チームとして結果が出ていなかったので、自信になる勝利だと思う。特に2点目は得意な形。今日は素直にうれしい結果になった。