東京五輪世代の湘南ベルマーレMF金子大毅(21)がチーム内で存在感を高めていく姿勢をみせた。2日間のオフを挟み、29日には平塚市内で練習を再開。

東京五輪代表も指揮する日本代表の森保一監督(51)から五輪代表の新候補の1人として名前が挙がった金子だが「選ばれるのは別なんで。そこは気にしていない」と冷静に反応。第3節の横浜F・マリノス戦で今季初出場後、主力の1人としてプレーを続けているが、選手層の厚いMFのポジション定着への意識が強い。

金子は「チームに貢献する、試合に出続けることの方が大事だと思っている。存在感のあるプレーをしたい」とうなずいた。持ち味の守備力に加え、攻撃面でもFW陣につなぐ好パスが目立っている。「効果的な縦パスを出すこと。前線と後ろの選手の中継役のリンクマンとして意識している。自分のプレーの幅は広がっている」と手応えを口にしていた。