神戸MFアンドレス・イニエスタの疲れ切った表情は、不快指数を示していた。高温多湿の厳しい条件下で5試合連続先発でフル出場。シュート数22-9と仙台を圧倒しながら、1-2と競り負けた。

「チャンスを作りながらものにできないもどかしさがあった。リードされた展開ではリスクをかけないといけないし、チームとしては難しい状況になる」と険しい表情で振り返った。

イニエスタを起点に何度もチャンスを演出した。しかし、最後の決定力を欠いた。3連敗中と苦しんでいた仙台を相手に、ホームで勝ち点を奪えなかった現実は重い。しかし、イニエスタは「負けた結果は喜べるものではないが、チャンスを作れたことは確実にある。そのチャンスをものにするクオリティーを持った選手がチームにはいる」と前向きに語った。