鹿島アントラーズMF遠藤康(32)が21日、鹿嶋市内での練習後にオンライン取材に応じ、前日に発表されたDF内田篤人の電撃引退を「ウッチーらしい」と笑顔で受け止めた。誕生日はたった11日違いだが、4月生まれの遠藤は3月生まれの内田より1学年下。塩釜FCユースから07年に入団し、内田の渡欧前と復帰後の計7年間ともにプレーしてきた。

引退発表について「さすがに止めたけど、意志が固かったので止めようがなかった」と明かした一方、「このタイミングで言うのもウッチーらしいと僕は思う。ウッチーがやることは良くも悪くも全部、あの人がやったらかっこいい」と笑った。

23日のガンバ大阪戦が内田の最後の試合となるが、冗談まじりに「ウッチーの引退はどうでもいいので、とりあえず勝ち点3がほしい」と話す場面も。「まずチームのことで頭がいっぱい」と、目の前の相手と向き合い、常勝軍団らしく勝って送り出す。