苦戦を強いられている仙台はG大阪に1-4で大敗し、開幕からホーム7戦未勝利となった。

前半4分の左CK。MF浜崎が右足で完璧なボールを送ると、DFの背後から飛び込んだFWゲデスがヘッドでたたき込み、今季2ゴール目を挙げた。その後1-2となり、同41分には相手のハンドで得たPKをFW西村が狙うも、GKにコースを読まれセーブされた。結果として同点機を逸したことが試合に大きく響いた。

仙台の守備の要が実戦復帰した。後半30分からDFシマオ・マテ主将が途中出場。6月に負った右膝靭帯(じんたい)損傷の大けがを乗り越え、開幕戦以来6カ月ぶりにピッチに立った。マテは「今日のプレーで言えるのはピッチに戻れてうれしいということ。与えられた出場時間で、どれだけチームを助けられるか意識した」と語った。

自身が入った前後に立て続けにゴールを許し「ホームで4失点は受け入れがたい結果だが、大事なのは次の試合に向けてハードワークすること」と前を向く。J1では降格した03年にホーム11戦未勝利があるが、開幕に限ると7戦未勝利はクラブワーストを更新。またJ2では参入初年度の99年に開幕10戦未勝利だった不名誉記録が存在する。次戦は9日にアウェーで鹿島と対戦。5試合ぶりに勝利をつかみ、負の連鎖を断ち切る。【山田愛斗】