FC東京の長谷川健太監督が15日にオンラインで取材に対応し、若手の台頭への手応えとさらなる活躍への期待を語った。

コロナ禍で過密日程となっている今季、東京も連戦のまっただ中にいる。メンバーを固定して戦うのは現実的に難しく、東京でもFW原大智、DF中村拓海、GK波多野豪ら多くの選手が今季J1デビューを果たしている。積極的に抜てきしながらも勝ち点32を積み上げて現在3位と、長谷川監督は総合力と勝ち点の両方を上積みしている。

練習で状態がいいと判断すれば起用すると、明確な基準を打ち出している指揮官。今季は交代枠が3から5に増えたことや降格がないことなど、経験が浅い選手を起用しやすい状況になっているが、「新たな発見は特にはない。自身のものさしのなかでいける選手をピッチに出している」と、変わらない価値観を口にした。

変則スケジュールで、16日にホームに迎える大分トリニータとは5日に対戦したばかり。その際は敵地で1-0で勝利した。「ホーム、アウェーという意識もない、1試合1試合挑むのみ」と、引き締まった表情で話した。